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森山デンタルブログ BLOG

自費根管治療が向いている症例

自費根管治療が向いている症例

自費根管治療は、以下のような症例に特に向いています。

  • 過去に保険診療の根管治療を受けたが再発したケース(再根管治療)

  • 根管の形が複雑で、肉眼では処置が困難な症例

  • 前歯など審美性を重視したい部位の治療

  • 金属アレルギーがある患者さん

これらの症例では、精密な処置や生体にやさしい材料が必要なため、自費治療が最適です。


自費根管治療の期間

治療期間は症例により異なりますが、一般的には以下の通りです。

  • 初期の抜髄症例:2〜3週間

  • 感染根管治療・再根管治療:4〜6週間

  • 難治性病変の場合:8週間以上かかることもあります

治療は1〜2週間ごとの通院が基本で、全体で2〜4回ほどの通院が必要となります。


自費根管治療の治療の流れ

根管治療の流れは以下のようになります。

  1. カウンセリング・精密検査(CT・デジタルレントゲン・歯髄診査)

  2. 治療計画の説明と同意

  3. マイクロスコープを用いた処置(感染組織の除去・根管形成・洗浄)

  4. 根管内の薬剤貼薬と仮封

  5. 根管充填(MTAなどを使用)

  6. コア築造と最終補綴(セラミックなど)

  7. 治療後の経過観察(半年〜1年)

すべてのステップで記録を写真や動画で残すことで、患者さんにわかりやすく説明しています。


自費根管治療の費用

費用は使用する機材・技術・治療部位により異なります。目安は以下の通りです。

  • 前歯:70,000円〜100,000円

  • 小臼歯:100,000円〜120,000円

  • 大臼歯:120,000円〜150,000円

※費用にはCT撮影・マイクロスコープ使用料・MTA充填などが含まれます。

※被せ物(クラウン)は別途費用がかかります(セラミッククラウン:80,000円〜150,000円)。

分割払いやデンタルローンなども対応しておりますので、お気軽にご相談ください。


自費根管治療に関する注意事項

痛みや腫れが出ることがある

治療後に一時的に痛みや腫れが出る場合がありますが、多くは2〜3日以内におさまります。

市販の鎮痛剤で対応できる程度で、強い痛みが続く場合はご連絡ください。

治療回数が多くなることもある

感染が重度な場合や、複雑な根管形態のケースでは、

通院回数が通常よりも多くなることがあります。

時間と費用に余裕をもって治療を始めましょう。

経過観察が必要である

根管治療後は、X線などで根尖病変の治癒を確認します。

治療終了後も、半年〜1年ごとの定期検診が必要です。

治療を中断すると再感染のリスクがある

仮封の状態で通院を中断すると、再感染のリスクが高まります。

必ず最後まで継続して治療を完了させましょう。

向いていない症例がある

以下のような症例では、根管治療が適応外となる場合があります。

  • 歯根破折がある場合

  • 重度の歯周病で歯槽骨の吸収が進行している場合

  • 大きな病巣が骨の外に拡がっている場合

CTやレントゲンを用いた診査により、保存可能かどうかをしっかり確認する必要があります。

次回は自費根管治療のメリット・デメリットをお伝えします☆

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