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1日数分で口腔内環境が改善する口腔粘膜ケアのイロハ

1日数分で口腔内環境が改善する口腔粘膜ケアのイロハ
 

1日数分で口腔内環境が改善する口腔粘膜ケアのイロハ

 

いつまでも健康で快適な口腔内環境を維持したい。

そのためには、歯のケアをするということはもちろんのこと、口腔粘膜のケアをすることも大切なポイントです。特に高齢の方は歯周病やドライマウスなどの症状があったり、義歯を装着している場合も多くあります。そういった方には通常のブラッシング指導だけではなく、粘膜ケアの指導もぜひしていただきたいと思います。なぜ口腔粘膜ケアが必要なのか、今日は、『1日数分で口腔内環境が改善する口腔粘膜ケアのイロハ』についてお伝えします。

 

口腔粘膜ケアはこんな患者さんにおすすめです

・口腔内が乾燥する方
・舌苔や口臭が気になる方
・義歯を使っている方
・口腔機能が低下した方
・口内炎ができやすい方

口腔内の乾燥を自覚している人は成人では約1/3、高齢者では半数以上になるといわれています。

義歯を使っている方であれば、義歯に覆われている粘膜部位では自浄作用が働きにくく、粘膜トラブルの原因となります。また、口腔内の乾燥は義歯装着時の痛みにも繋がるため、口腔内の潤いは欠かせません。

口腔粘膜ケアといっても難しいものではなく、1日数分の口腔粘膜マッサージを行うだけで口腔内の潤い改善が可能です。

また、特に口腔内の乾燥が気になる場合は、口腔湿潤スプレーを活用するのも一つの手です。

 

 

方法は口腔粘膜全体をやさしくマッサージするだけ

口腔粘膜ケアの方法はとても簡単です。

幅広ヘッド・柔らかい毛先の歯ブラシを軽く水で湿らせ、力を入れずに口腔粘膜全体をやさしくマッサージします。この時、力の入れ過ぎや多くやり過ぎるのは禁物です。

1日1回、各部位5~10回を目安にマッサージをします。2~3ヶ月継続することで口腔内の乾燥・粘つきが、かなりの割合で改善した例もあります。

使用する歯ブラシは前述に加え、心地よい使用感が得られるしなりがある毛丈や密毛、安定感のある幅広いハンドルといった特徴があるとさらに快適なマッサージが可能です。

 

口腔機能の低下が気になる患者さんには「口腔ストレッチ」もおすすめ

口腔機能が低下して食事のときにむせる、頬や舌を噛むことが増えた、硬いものが食べられなくなった、口元が緩んできたという方にはマッサージの他に口腔ストレッチも行うことをおすすめします。

舌のストレッチは左右・前後の2方向を行います。左右方向は舌を中央から外側に伸ばすようにブラッシングします。前後方向は舌を奥から手前に引き出すようにブラッシングします。

また、左右・前後方向共に赤矢印の方向に歯ブラシの背面を軽く押し当て、青矢印の方向に舌で押し返すことも指導しましょう。

頬のストレッチは歯ブラシの背面を上手く使い、頬を内側から伸ばすように歯ブラシを上下にゆっくり動かします。

この時も力の入れ過ぎには注意が必要です。やさしく丁寧にストレッチをするように患者さんには指導しましょう。

 

まとめ

1日数分の口腔粘膜マッサージで口腔内の潤いは改善します。

ご存じのように、口腔内の乾燥はさまざまな悪影響に繋がるので、口腔粘膜ケアを行いさらなる口腔内環境の向上を図りましょう。

ドライマウスに関してはこちらの記事でまとめていますので、お時間のあるときにぜひご覧になってくださいね。

2021-05-24 09:40:31

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フッ素がう蝕予防に効果的な理由とは?

今さら聞けない、フッ素がう蝕予防に効果的な理由とは?

フッ素がう蝕予防に効果的な理由とは?

 

「なぜ、フッ素がう蝕予防に効果的なのか?」という点について、これまでは深く触れていませんでした。今回は「フッ素がう蝕予防に効果的な理由」についてご紹介します。

 

フッ素は歯の再石灰化を促進させる

フッ素がう蝕予防に効果的な理由は、歯の再石灰化を促進させることだとわかっています。

この事実がわかったのは、1980年代のことでした。それ以前は高濃度のフッ素塗布を行い、フルオロアパタイト(エナメル質の成分であるハイドロキシアパタイトにフッ素が結合したもの)を作ることがう蝕予防に効果的なのだと考えられていました。

1980年代に入り、米国の研究者がフッ素のう蝕予防効果は再石灰化の促進であることを発表し、その結果、1000 ppm程度の歯磨剤でもう蝕予防に効果があることの根拠につながりました。

 

そもそも再石灰化とは?

食事などをして口腔内のpHが5.5~5.7程度の酸性に傾くとエナメル質の脱灰が起こります。通常は約30分後にはだ液で酸が洗い流され、口腔内は中性に戻り脱灰が止まります。

その後、だ液中に含まれる脱灰によって溶け出していたカルシウムやリンが脱灰した部分に戻ることで石灰化し始める「再石灰化」が起こります。

脱灰は短時間で進行する一方、再石灰化は時間がよりかかることも特徴です。完成したパズルをばらす作業と、一からパズルを組み立てる作業の違いと考えるとわかりやすいかもしれません。

 

フッ素は低濃度で再石灰化を促進するが、補給し続けることが大切

口腔内にフッ素が存在することで再石灰化スピードは非常に速くなります。ある実験によると、0.05 ppmFという非常に低濃度でも再石灰化を促進することが明らかになっています。フッ化物配合歯磨剤を使用後にうがいをしても効果があるのは、このように低濃度のフッ素で再石灰化が促進されるという背景があります。
参考文献:Moreno et al:Journal of Dental Research 65:23・29,1986

さらに、エナメル質がフッ素と結合したフルオロアパタイトは口腔内が酸性に傾くと脱灰しますが、同時にフッ素を放出することで再石灰化を促進します。つまり、フルオロアパタイトはフッ素の倉庫ともいえる役割を果たしているのです。

しかし、前述のように再石灰化は時間がかかるため、口腔内では次のようなフッ素バランスになります。

フルオロアパタイトから脱灰により放出されるフッ素量 > 再石灰化するフッ素量

つまりどういうことかというと、口腔内は常に放出されるフッ素の量が多いためフッ素不足となってしまいます。そのため、日常的にフッ素を歯磨剤などで補給することがポイントです。

 

まとめ

フッ素のう蝕予防効果は「再石灰化の促進」によるものです。フッ素は低濃度でも再石灰化の促進効果がありますが、再石灰化は脱灰よりも時間がかかるため、継続的にフッ素をお口の中に取り入れることが大切です。

 

2021-03-25 09:09:18

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目に見えない院内感染のリスクと身近でできる予防策

目に見えない院内感染のリスクと身近でできる予防策

目に見えない院内感染のリスクと身近でできる予防策

 

院内感染予防の重要性は高まってきています。

患者さんと近い距離で接する歯科医院では、特に日頃から対策に気をつけているとは思いますが、より深い知識を身につけていきたいところです。

「歯科医院で気をつけたい冬の感染予防対策」では、日頃から実践したい感染予防対策として以下の3つをご紹介しました。
1. 患者さんに手洗い・うがいをしてもらう
2. アルコール消毒剤・空気清浄機を設置する
3. 手袋・マスクなどで防護する

今日は、歯科医院で特に気をつけたい『飛沫感染』について、より詳しくお伝えします。

 

目に見えない「飛沫感染」に注意

院内で起こりうる感染には、主に3種類の経路があります。
・空気感染
・飛沫感染
・接触感染

これらのうち、患者さんとの距離が近い歯科衛生士さんは、特に飛沫感染の予防を心がけることが大切です。

飛沫感染は、患者さんの咳・くしゃみや会話により飛び散った細菌やウイルスを吸い込むことで起こります。

インフルエンザや風邪などの身近な感染症の多くは飛沫感染によるもので、空気中に病原体が放たれると、1〜2mにわたって影響を及ぼす可能性があります。また、歯科治療の際には患者さんの口を中心に半径5メートルの半球状に飛沫が拡散するともいわれていますのでさらなる注意が必要です。

目に見えないからこそ、感染のリスクを知って、日常の業務の中で予防策を習慣化しましょう。

 

飛沫感染の予防策

感染症は、以下の3要因が揃うことで感染します。
●病原体(感染源)
●感染経路
●感染性宿主

感染対策は、この3つの要因のうちのいずれかを取り除くことが重要とされ、なかでも「感染経路」を遮断することが最も効果的であるといわれています。

参考:厚生労働省 感染対策の基礎知識

患者さんの感染症の有無にかかわらず、感染経路を断つために、常にマスク・ゴーグル・手袋・ガウンなどの個人防護具(Personal protective equipment: PPE)の使用を徹底しましょう。

また、上記の標準予防策に加えて、感染経路別の対策を加えることも重要です。

飛沫感染の予防でよく使われるプリーツタイプのサージカルマスクは、実は正しい着け方の「向き」があります。間違った着け方だと効果が落ちてしまうので気をつけたいポイントです。

 

マスクは正しい方法で着用を

1.表裏とプリーツの向きについて

マスクの上下をつまんで引っ張ったときに、くぼむ側が内側になります。

また、プリーツ(ひだ部分)は通常下側を向くようになっています。顔に密着させる針金が入っている製品も多いので迷うことは少ないと思いますが、気をつけるべきポイントです。

プリーツが下向きな理由は、菌・ほこりなどをキャッチしないようにするためです。

■マスク装着時のチェックポイント
・プリーツは下向きになっているか
・ノーズピースを鼻の形に合わせて密着させているか
・鼻までしっかり覆っているか
・着用していたマスクは顎や腕にかけない(飛散物が付着していた場合、マスク内側についてしまう)

2.取り外す際も要注意

マスクの表面には菌・ほこりが付着していきます。取り外す際はゴムの部分を持ち、マスク表面に触れないようにすることがポイントです。

また、可能であればビニール袋などを利用して密閉して捨てることで二次感染を予防することができます。

 

診察前後の手洗い・うがいも忘れずに

感染経路を断つことと同時に、ウイルスや細菌などを体内に取り込まないような対策も忘れてはなりません。

殺菌成分配合の薬用ハンドソープでこまめに手を洗ったり、含嗽剤(がんそうざい)で口をすすいだりすることも感染予防に効果的です。

 

 

まとめ

歯科衛生士さんの身近なリスクである「飛沫感染」を予防するには、標準予防策に加えて、感染経路固有の対策も意識して行うことが大切です。

普段からサージカルマスクを着用している場合でも、患者さんごとに取り替えたり、マスク着脱前の手洗い・うがいを念入りにしたり、個人で対策できることもたくさんあります。

患者さんと近くで接することは歯科衛生士さんの大切な役割なので、日頃からこまめなケアを心がけたいですね。

2020-12-19 16:19:09

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歯周病ケアには欠かせない殺菌剤の違い

歯周病ケアには欠かせない殺菌剤の違い

歯周病ケアで重要なことは、細菌コントロールです。
ひとえに「細菌」といっても「バイオフィルム」と「浮遊細菌」の2種類があり、それぞれ歯周病ケアに密接な関わりがあります。
バイオフィルムと浮遊細菌を一気に殺菌することができれば理想的ですが、現実的には両方に効果的な殺菌剤はありません。
そのため、患者さんの状態に応じて殺菌剤を使い分けることが大切です。
今日は、『歯周病ケアには欠かせない殺菌剤の違い』についてお伝えします。

 

歯周病ケアでよく使われる殺菌剤とは?

殺菌剤にもいろいろな種類がありますが、歯周病ケア製品でよく使われる殺菌剤としては「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」や「CPC(塩化セチルピリジニウム)」、「CHX(クロルヘキシジン)」などがあります。

これらは、それぞれ次の特徴があります。

 

IPMP“だけ”がバイオフィルムに対してよく効く

IPMPは、O-157を始めとした広範囲の菌に対する殺菌効果が高く、安全性や環境にも優しい成分です。皮膚刺激もほとんどなく、消毒液などの医薬品・ニキビケアなどの医薬部外品・制汗・防臭化粧品などに広く使われています。

IPMPがバイオフィルムに効果的なことは先ほどご紹介しましたが、実はIPMP“だけ”がバイオフィルムによく効きます。

その理由は、IPMPだけがバイオフィルムの内部まで浸透するからです。CPCなどの殺菌剤はバイオフィルムに浸透できず殺菌効果をうまく発揮できないことがわかっています。

 

ただし、IPMPをただ入れれば良いというわけでもない

歯周病ケア製品の中にはIPMPが含まれたジェルがありますが、あるメーカーさんに聞いたところ、ただIPMPを入れれば良いというわけではないそうです。

私は「殺菌剤をたくさんいれればよく効くのかな」なんて思っていましたが、そうカンタンではないようです。適切な量・他の成分との適切な組み合わせがあるそうですよ。

メーカーさんはそういったところでじっくり研究をされているのだなと、とても勉強になったお話でした。

 

まとめ

歯周病ケアで外すことのできない細菌コントロール。細菌にはバイオフィルムと浮遊細菌の2種類があり、それぞれの細菌に有効な殺菌剤の違いを理解する必要があります。

・バイオフィルム ⇒ IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
・浮遊細菌 ⇒ CPC(塩化セチルピリジニウム)、CHX(クロルヘキシジン)

患者さんの歯の状態から、「今の患者さんに必要なのはどの殺菌剤か?」を考えて製品を選ぶことが大切です。

歯磨剤・ジェル・洗口液などをおすすめするとき、ぜひ参考にしてみてください。

2020-12-11 10:42:53

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歯がグレー色!?テトラサイクリン歯って?



変色の原因や対処法が知りたい!




歯がグレーに変色する「テトラサイクリン歯」

歯の色がグレー色や縞模様などが出ていて気になっている方はいませんか?もしかしたらそれはテトラサイクリンというお薬の影響かもしれません。ご本人は気付いていなくても実はそうだったということも多々あります。今回はこのテトラサイクリン歯についてお話しようと思います。

そもそもテトラサイクリンって?どんなお薬?

テトラサイクリンは「テトラサイクリン系に属する抗生物質」のことです。 菌の増殖を抑える働きがありますが、いろんな種類の菌に効果が見られることから多用されていた時期があります。 ただ、歯の着色の報告が挙げられてからは妊婦や12歳までのお子様への処方は、やむをえない状況を除き避けられるようになっています。 現在でも肺炎やにきびの治療薬としても使用されています。

どうして歯に色がつくの!?

お薬に蛍光粒子が含まれていて、歯を作る時期(0歳から12歳までの間)にテトラサイクリン系のお薬を服用すると、歯の中に蛍光粒子が取り込まれ、象牙質に着色を起こします。また、蛍光粒子が紫外線によっても変色してくるので、生えたての時には気になっていなくても徐々に歯の色が気になってくるという方もいらっしゃいます。この場合、唇により紫外線をさえぎられている部分とそうでない部分に分かれるため、唇に一致した線が歯全体で出てくるのが特徴です。

テトラサイクリン歯だと歯はどんな色?

服用したお薬の種類や時期によって出てくる色や場所は変わってきます。 色としては淡い黄色や濃いオレンジ色、黒に近い場合もあり、縞状に色が出てくることもあります。 また、左右対称に出てくるので、お薬を飲む時期によっては6歳臼歯のみに出てくるということもあります。 場合によってはエナメル質形成不全を伴うこともあります。

テトラサイクリン歯だ!どうしたらいいの?

歯の色を少しでも白くしたいとご相談にいらっしゃる方も多いですが、テトラサイクリン歯の程度によってどんな方法がいいのかは変わってきます。

①軽度の変色(淡い黄色)

ホワイトニングで回復が期待できます。歯を削らずにできるので、 この方法が一番おすすめになります。

②中程度の変色(濃いオレンジ色~淡い茶色)

ホワイトニングである程度の回復は期待できますが、医院で行ってもらえるホワイトニング(オフィス)と自宅でするホワイトニング(ホーム)の併用がより望ましいです。

③重度の変色(グレーや黒などの暗色系)

ホワイトニングでの解決は難しいため、ラミネートベニヤやかぶせ物、マニキュアによる治療が一番です。

基本的に削らずに済むホワイトニングがお勧めにはなりますが、真っ白になるわけではなく、また色のムラや縞模様がなくなることはないので、お悩みの内容によっては軽度でもベニヤがおすすめになることもあります。
かかりつけの歯科医院などで実際の歯の状態を確認した上で、適切な方法を選びましょう。

2020-11-19 17:31:47

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子どもの歯磨き・仕上げ磨きの指導のコツ(3歳~小学生)

子どもの歯磨き・仕上げ磨きの指導のコツ(3歳~小学生)

子どもの歯磨き・仕上げ磨きの指導のコツ(3歳~小学生)


子どもが3歳を過ぎると次第に自分で歯磨きをするようになりますが、う蝕を予防するためにはまだまだ保護者の方による仕上げ磨きが必須です。

今日は、「子どもの歯磨き・仕上げ磨きの指導のコツ(3歳~小学生編)」についてお伝えします。

 

仕上げ磨きを行う際のポイント

2歳を過ぎると乳歯が生えそろってくるうえ、自分で歯磨きも始めます。しかし、まだまだ磨き残しが多いため、保護者の方による仕上げ磨きは欠かせません。

子どもによっては舌が邪魔をして磨きにくいことがありますが、そのような場合は「アー」と声を出してもらうと舌が下がるので磨きやすくなります。

奥歯が生えてからは奥歯に汚れが溜まりやすいので、手前にかき出すように磨くことを指導します。この時、上の奥歯の頬側は口を大きく開けると歯ブラシが届かないので、口を小さく開けて頬が伸びるようにすると磨きやすくなります。

 

歯磨きを嫌がる子どもの保護者に伝えたい3つのポイント

仕上げ磨きを含め歯磨きを嫌がる子どもの話をよく聞きます。そのような場合には、下記の方法を参考に保護者の方に話をしてみると良いと思います。

 

1.子どもに歯ブラシなどのグッズを選ばせる

歯磨きを“好き”に変える方法の一つ、それは「子どもにグッズを選ばせること」です。

自分で磨くことに慣れてもらうという意味でキャラクター歯ブラシは有効な手です。その際に「どの歯ブラシがいい?」と子ども自身に選ばせることで子どもの歯磨きへの意識が高まります。

歯ブラシに限らず、歯磨剤やコップ・タオルなどの歯磨きに関連するグッズを選ばせることで自分で磨く意識がより高まります。

 

2.仕上げ磨きの基本を見直す

仕上げ磨きをさせてくれない理由は「体勢」と「歯ブラシ」の二つに原因があると思われます。

寝かせ磨きが基本ですが、座らせて磨く方法と、二人で仕上げ磨きを行う方法もあります。寝かせ磨きを嫌がる場合、磨き方の体勢を変えてみることをおすすめします。

また、歯ブラシが大きかったり、硬すぎたりすることも嫌がる原因です。口に合ったサイズで歯肉を傷つけないためにも、毛先の柔らかい歯ブラシに替えてみるのも良いでしょう。

 

3.歯磨きの大切さを伝える

理解力が高くなってくる3歳頃からは、「虫歯にならないために歯磨きが必要」ということが理解できるようになってきます。

言葉だけで指導するのではなく、歯磨きを啓発している絵本やアニメを活用して、子ども自身の理解度を高めることが必要です。

 

子どもが自分磨きを始める際には手鏡を利用させる

小さな子どもの場合、洗面台の鏡では歯ブラシや自分の歯が見えにくいことがあります。子ども自身が歯磨きを始める際には手鏡を利用すると、子どもが自分自身の歯を見ることができるメリットを保護者の方に伝えます。

また、余裕があれば歯磨き後に染め出し液を使って、磨き残しの部分を一緒にチェックしてあげるとさらに良いでしょう。

 

永久歯が生えてくる6歳からのケアのコツ

乳歯と永久歯が混在し始める6歳からは、歯列や歯の高さに凹凸があり、歯ブラシが届きにくいためプラークが溜まりやすく、う蝕のリスクが高まることを保護者の方にも理解してもらいます。

特に生えた直後の永久歯表面は柔らかいうえに粗く、う蝕になりやすいので注意が必要です。

また、乳歯の後ろに生えてくる第一大臼歯は、生えたことに気づきにくい歯です。まっすぐに歯ブラシを入れていてはブラシが当たらないので、斜めに歯ブラシを入れて横から磨くようにしましょう。

 

6歳からのう蝕予防にはフロスも積極的に活用する!

ご存じのように、子どもの場合は隣接面う蝕が高い傾向にあります。そのため、隣接面う蝕を防ぐためには歯間部のプラークをいかに除去するかが一つのカギとなります。

歯ブラシだけでは歯間のプラークを60%しか除去できませんが、デンタルフロスを併用すれば85%のプラークが除去できたというデータがあります。

この事実を保護者の方にもイラストや図などを活用してしっかり理解していただくことが大切です。子どもの頃からデンタルフロスを併用することで隣接面う蝕をより効果的に防ぐことができます。

 

まとめ

3歳以降では子ども自身が自分で歯磨きを始めますが、必ず保護者の方が仕上げ磨きをすることがう蝕予防には欠かせません。

仕上げ磨きを嫌がる子どもにもしっかりアドバイスができるよう、今日の内容を知識として取り入れておくと即実践で活用できると思います。

歯科衛生士さんの活躍で保護者の方の理解が深まり、結果として子どものう蝕がさらに減っていくと嬉しいです。

  •  

2020-10-16 12:37:42

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誰も教えてくれない「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」のフロスの違い

誰も教えてくれない「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」のフロスの違い

誰も教えてくれない「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」のフロスの違い

ご存じのように、フロスにはY字型などのホルダータイプや手巻きロールタイプの2種類があります。

「どのように使い分ければ良いですか?」

現場でこのような質問を頂くことが時々ありましたので、今日は「『ホルダータイプ』と『ロールタイプ』のフロスの違い」についてお伝えします。

 

ホルダータイプとロールタイプの違い

ホルダータイプにもY字型とP字型がありますが、前歯にはP字型が使いやすく、Y字型は奥歯が簡単に清掃できるという特徴がそれぞれあります。奥歯はどうしても磨き残しがあることが多いため、私は主にY字型をおすすめしています。

ホルダータイプとロールタイプの違いについては一覧にしてまとめてみました。

 

患者さんにはどちらをおすすめは?

患者さんにおすすめする基準としては、「どちらのフロスを使えば毎日フロッシングができるか?」です。

例えば、小学生の患者さんであればロールタイプは難しいので、ホルダータイプをおすすめします。

また、ホルダータイプでまずはフロスに慣れていただき、コストパフォーマンスに優れたロールタイプにチャレンジしていただくといったステップアップも一つの手です。

 

まとめ

どちらのタイプにもメリット・デメリットがありますが、やはり一番大切なポイントは、『患者さんがフロッシングを習慣化できるか?』です。

まずはフロッシングを習慣化するという観点からすると、初めての方でも簡単に扱えるホルダータイプがおすすめです。

さらに、フロスを歯ブラシより先に使ってもらう「フロス・ファースト」の概念も必要に応じて患者さんにお伝えするとより早く習慣化ができるかもしれませんね。

2020-09-25 16:36:13

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これからの歯周病ケアには「殺菌」+「歯肉の防御」が大切な理由

これからの歯周病ケアには「殺菌」+「歯肉の防御」が大切な理由

これからの歯周病ケアには「殺菌」+「歯肉の防御」が大切な理由
 

セルフケアにおける歯周病ケアには、殺菌成分による「歯周病菌の殺菌」が欠かせませんが、これからの歯周病ケアはさらに「歯肉の防御」をしていくことが大切です。

今回は「殺菌+歯肉の防御」という新しい観点から歯周病ケアについて見ていきます。

 

歯周病ケアで歯肉の防御をするメリットとは?

みなさんご存じのように、歯周病は局所に付着して増殖した細菌が歯周組織内に侵入し、体の防御反応が起こる結果、歯周組織に炎症が生じる疾患です。

歯周病ケアでは歯周病の直接の原因となるプラークに対して、ブラッシングやIPMP・CPC等の殺菌成分による歯周病菌の殺菌を行います。それに加えて、トラネキサム酸・グリチルレチン酸等の抗炎症成分で歯肉の炎症を抑えることが一般的です。

このように、今までは細菌へのアプローチと炎症が起こった後の抗炎症アプローチが主流で、そもそも細菌の侵入を防ぐというアプローチはなされてきませんでした。

しかし、近年の研究により「歯肉上皮細胞」に細菌の侵入を防ぐバリア機能があることが報告されています(和泉 雄一, 歯周病における歯肉上皮細胞のはたらき, 鹿歯紀要, 20, 5−17,2000.)。

そのため、これまでの歯周病ケアに加えて歯肉上皮へアプローチすることで、さらなる歯周病ケアが期待できます。

 

ビタミンEが歯肉上皮を活性化!

歯肉上皮のケアとして着目された成分が「ビタミンE」です。

ビタミンEには、

 1. 歯肉細胞を活性化して歯肉組織を修復
 2. 歯肉上皮を強化して歯肉内部への歯周病因子の侵入を防ぐ

という効果があります。

これにより細菌へアプローチするだけではなく、体本来の歯肉の防御力を高めるアプローチで歯周病ケアを実現することが可能になりました。

 

まとめ

これからのセルフケアにおける歯周病ケアでは、ビタミンE等の歯肉防御成分が歯肉上皮へアプローチすることで、さらなる歯周病ケアが期待できます。

「殺菌+歯肉の防御」という歯周病ケアに対する新コンセプトの予防用品も、予防の一つとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

2020-08-04 18:20:43

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更年期女性の口腔ケアで気をつけたいドライマウス

更年期女性の口腔ケアで気をつけたいドライマウス

更年期女性の方はホルモンバランスが崩れる影響で唾液の分泌が減るためドライマウスになりやすく、歯周病が進行しやすい口腔環境になりがちです。

今回は「更年期女性の口腔ケア」についてお伝えいたします。

 

そもそも「更年期」にはどういう症状がある?

閉経の前後約10年を更年期と呼びます。日本人女性の閉経は平均で50.5歳と言われており、「1年以上月経がない場合」に閉経と診断されます。平均年齢から考えると、40〜60歳ぐらいの方に更年期の症状が現れる可能性があります。

女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌は20〜30代でピークを迎えますが、その後急激に減少することで、さまざまな身体的・精神的症状が出てくるのが「更年期障害」です。主に以下のような症状が現れます。

 


女性の閉経前における身体的症状としては、のぼせや顔の火照り、脈が速くなる、動悸や息切れ、異常な発汗、血圧が上下する、耳鳴り、頭痛やめまいなどです。精神的な症状としては、興奮亢進、イライラや不安感、うつ、不眠などです。
閉経後はこれらに加えて、膀胱炎や尿失禁、腰や膝の関節痛、目やのどなどの粘膜の異常などの身体的症状と無気力感などが精神的症状として現れてきます。
男性は機能不全(ED)、女性は生理不順も症状としてみられます。

更年期障害. e-ヘルスネット. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-081.html 厚生労働省


 

更年期にはドライマウスになりやすいので注意が必要

女性ホルモンのエストロゲンには皮膚や粘膜の保護作用・潤い保持作用があります。しかし、加齢に伴いエストロゲンの分泌が減ることで、唾液の調整も乱れドライマウスになりやすくなります。

のどの乾きを訴える方にはドライマウス用の口腔湿潤剤を活用するのがおすすめです。湿潤剤にはジェルタイプ・液体タイプ・スプレータイプなどがあります。

 

更年期は歯周病にも要注意

女性には人生で歯周病にかかりやすい時期が3回あると言われています。最初は女性ホルモンが大量に分泌される初潮を迎える頃です。次に妊娠時で、妊娠中に女性ホルモンが増加することで歯周病リスクが高まります。そして最後が更年期です。

前述のように更年期の患者さんは唾液の分泌量が減ることや、服用する薬が増えてくることなどが影響してドライマウスになりがちです。また、女性ホルモンが減ることで骨密度が下がり骨粗鬆症になりやすいことは有名ですが、顎の骨も弱くなるので注意が必要です。

 

まとめ

更年期の女性はドライマウスだけでなく歯周病にも注意が必要です。歯周病を防ぐことが患者さん自身の歯を残すための一番の予防策と言えるかもしれません。

 

2020-06-20 18:18:57

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妊娠期歯肉炎・歯周炎には注意しましょう

妊娠期歯肉炎・歯周炎には注意しましょう

妊娠期歯肉炎・歯周炎には注意しましょう

妊娠中は口腔内の環境が変化し、歯や歯肉のトラブルが起きやすい時期です。

妊娠中の口腔内トラブルを放っておくと子どもへの感染リスクも高まるため、妊娠中は特に正しいセルフケアを実践することが望まれます。

今回は「妊娠期歯肉炎・歯周炎の原因とその対処法」についてお伝えいたします。

 

妊娠期に歯肉炎が増える理由とは?

歯肉炎になる直接的な原因はプラークです。そのため、口腔内を清潔にしておくことで歯肉炎のリスクは最小限に抑えられます。

しかし、妊娠期にはつわりの影響で歯ブラシを口に入れることすら苦労するほどです。また、妊娠期に歯肉炎になりやすいのは女性ホルモンも影響しています。

 


特にエストロゲンという女性ホルモンがある種の歯周病原細菌の増殖を促すこと、また、歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが知られています。
そのほか、プロゲステロンというホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。これらのホルモンは妊娠終期には月経時の10〜30倍になるといわれており、妊娠中期から後期にかけて妊娠性歯肉炎が起こりやすくなるのです。

引用:日本臨床歯周病学会リーフレット『④歯周病と妊娠』


 

これだけ大変な状況である妊婦さんでも、まずは取り組める予防法が求められます。

 

つわりがひどい妊婦さんにできる歯肉炎予防

ヘッドの小さい歯ブラシを使い、1日のうちで体調の良い時間にリラックスしながら歯磨きを行うことがおすすめです。歯ブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすくなるので、そうお伝えしてあげると良いでしょう。

さらに、妊娠期は好みが今までと急に変わることがありますので、味の強い製品は避けるように指導しても良いかもしれません。

どうしても歯磨きが難しいという方にはノンアルコールで刺激の少ないデンタルリンスを一時的に用い、最低限の口腔内ケアを行うようにします。

一番大切なポイントは、患者さん自身がどこまでセルフケアをできるのかをしっかり把握することです。患者さんによっては歯ブラシもフロスも難なくこなせる方もいれば、ケアがあまり習慣化されていない方もいらっしゃいます。患者さんにヒアリングする、様子を見るなどして患者さんの状態を見極めましょう。

つわり期は最低限できるセルフケアを実施してもらい、つわりが治まったら歯肉の防御力を高める“ビタミンE”入りの歯周病ケア歯磨剤を使用することもおすすめです。

 

まとめ

妊娠期にはホルモンバランスの変動やつわりでブラッシングが難しくなるなどの理由で歯肉炎のリスクが高まります。

患者さんがどこまでセルフケアできるかをしっかりヒアリングし、患者さんが実施できる方法をぜひ提案してあげてください。

2020-05-01 15:33:09

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