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知っておきたい「誤嚥性肺炎」の予防法

知っておきたい「誤嚥性肺炎」の予防法

知っておきたい「誤嚥性肺炎」の予防法

 

高齢者の生活の質の低下、さらには死亡の要因となる誤嚥性肺炎。誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアが重要です。実際、口腔ケアを実施した人は発症率が約4割減少したという報告もあります。

口腔ケアの実施には歯科衛生士さんによるプロケアやセルフケアの指導が欠かせません。

 

そもそも誤嚥性肺炎とは?

誤嚥とは、口から摂取した食物が食道ではなく気道に入ってしまうことを指します。通常は反射機能が働いてむせて気管から食物が排出されるのですが、高齢者では反射機能が衰えていることがあります。むせの自覚症状がないこともあるのでさらに注意が必要です(不顕性誤嚥)。

高齢者や寝たきりの患者さんなどで口腔内の清潔が十分に保たれていない場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌が増殖します。肺炎の原因菌が増えた口腔内のだ液が気道に入り込むことで起こる肺炎が誤嚥性肺炎です。

主な症状
誤嚥性肺炎では「発熱」「激しい咳」「呼吸の苦しさ」などが主な症状として現れます。風邪と間違えやすいのですが、高齢者の場合は誤嚥性肺炎の可能性を考える必要があります。
その他にも「元気がない」「食後にぐったりする」「ぼーっとする」「夜中に咳き込む」といった様子も肺炎の可能性があるので注意が必要です。もし、そのような症状を訴える患者さんがいらっしゃったら、かかりつけ医院の受診をおすすめしてあげるのが良いかもしれません。

 

誤嚥性肺炎は口腔ケアで予防できる!

誤嚥性肺炎は口腔内の清潔が保たれていないことが原因の一つとなります。そのため、日常から口腔ケアをしっかり行うことで予防効果が期待できます。

参照:8020推進財団 はじめよう口腔ケア~健康なお口で歯つらつ生活~

専門的口腔ケアを実施した場合に明らかに口腔内の細菌数が減るという報告があります。また、継続した口腔ケアにより、誤嚥の予防にも繋がるという報告もあります。

参照:8020推進財団 はじめよう口腔ケア~健康なお口で歯つらつ生活~

口腔ケアを実施した人は誤嚥性肺炎の発症率が4割ほど低下したという報告もあります。このように誤嚥性肺炎の予防には口腔ケアが効果的です。

 

誤嚥性肺炎予防のためには歯頸部と歯間部に特に注意する

誤嚥性肺炎は口腔内の細菌が原因となるため、汚れを残さないことがとても重要です。
歯と歯茎のさかえめや、歯の噛む面の汚れを落とすことがカギです。

歯ブラシは毛先が極細なものを使うと、狭い歯と歯の隙間や歯周ポケットにも毛先が到達するので磨き残しが少なくなります。また、歯間ブラシやフロスを使うのも効果的です。

また殺菌剤が含まれている歯磨剤・洗口液を使った化学的コントロールを併用するとさらに効果的です。
 

まとめ

誤嚥性肺炎は口の中の清潔を保つことで予防効果を期待することができます。

最適な歯ブラシ・歯間ブラシ・フロス・歯磨剤・洗口液などを用いることで発症のリスクを抑えましょう。

ぜひ歯科医院に足を運んでみてください。

2019-11-09 09:20:47

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いざというときに備えておきたい災害時の口腔ケア対策

いざというときに備えておきたい災害時の口腔ケア対策

 

災害が起こって避難所生活を余儀なくされると、きちんとした口腔ケアが行えずう蝕・歯周病のリスクが高まります。それだけでなく、口腔衛生環境の悪化は肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症を引き起こします。

今回は『いざというときに備えておきたい災害時の口腔ケア対策』についてお伝えいたします。

 

災害時の口腔ケアはどうすれば良い?

災害時には睡眠不足などで不規則になりがちな生活や栄養状態の変化により口腔衛生環境が悪化してしまいます。肺炎やインフルエンザ・風邪といった呼吸器感染症を予防するためにも手洗い・マスクとともに口腔ケアは欠かせません。

特に免疫力が低くなっている高齢者や嚥下障害を持つ方、入れ歯の方は要注意です。

水が不足していて歯磨き・うがいが通常どおりできない場合もあります。

水が不足している場合には、

・洗口液を水の代わりに活用する
・フォームタイプの歯磨剤を使って少量の水でうがいする

といった方法があります。

もし歯ブラシを入手できない場合は、タオルやティッシュペーパーなどで歯の表面の歯垢を除去するようにします。水は十分に使えるけれど歯ブラシがないといった場合はブクブクうがいを2~3回繰り返し行うだけでも違います。

また、口腔が乾燥してしまうと唾液による防御能が低下してしまうため、乾燥がひどい方は口腔湿潤スプレーの活用も視野に入れたいところです。

 

 

まとめ

災害時にはう蝕・歯周病予防という観点だけでなく、肺炎やインフルエンザ・風邪といった呼吸器感染症を防ぐためにも口腔ケアは必須です。

しかし、災害時には水が足りないといったこともよくあります。ふだんから災害が起こることを想定して、防災バッグに歯ブラシや洗口液を用意しておいてくださいね!

2019-10-19 14:57:20

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臨時休診のお知らせ

誠に勝手ながら10月12日(土)は台風のため臨時休診とさせていただきます。
尚、10月15日(火)より通常診療致します。

2019-10-11 16:39:13

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歯周病と歯槽膿漏の違い

「歯槽膿漏」と「歯周病」の違いとは?

「歯槽膿漏」と「歯周病」の違いとは?

今回は、「歯槽膿漏と歯周病の違い」についてご紹介します。

 

しっかり押さえておきたい歯周病の段階別症状

歯槽膿漏を理解する上で欠かせないポイントが「歯周病の3段階の症状」です。ここでは簡単にそれぞれの特徴を記載していきます。

1.歯肉炎

歯肉炎は歯周病の初期段階です。この段階では痛みがほとんどないため、気づかずにいる患者さんも多くいます。この段階であれば、適切なブラッシングや歯磨剤の選択でケアをすることが可能です。

2.歯周炎

ご存じのように、歯周病がある程度進行すると歯周炎になります。この段階では、歯肉の腫れ・出血、口臭の発生、歯周ポケットが深くなるといった症状が見られます。

3.歯槽膿漏

歯槽膿漏は、歯周病が最も進行した重い症状のことを指します。歯を支える歯槽骨が破壊され、歯が抜け落ちる心配があるほど重篤な疾患です。この段階ではひどい口臭や歯肉からの出血・膿が確認されます。この段階になるとセルフケアで対処できる問題ではなくなっているので、歯科医院においてしっかりした処置・治療が必要です。

結局のところ、

歯槽膿漏 = 重度の歯周病

ということになります。

病名が異なる理由は、昔は歯周病のひどい状態を歯槽膿漏と呼んでいたことに由来しています。

 

まとめ

歯槽膿漏とは、つまり重度の歯周病のことです。しかし、いきなり歯槽膿漏になることはないので、初期段階でどれだけ症状を抑えられるかがポイントになります。

歯周病には3Sといわれる特徴があります。

・Silent Disease(自覚症状が少なく静かに進行する)
・Social Disease(成人の8割以上が罹患している)
・Self Controllable Disease(日常のプラークコントロールにより予防ができる)

定期的なメインテナンスで歯科衛生士さんがチェックすることはもちろん、歯周病の初期症状の特徴をしっかり覚えていただき、少しでも違和感を覚えたら歯科医院に来ていただくといった意識の向上が大切です。

2019-09-27 15:32:25

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ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドロームとは

公開日:2016年7月25日 15時00分
更新日:2019年6月19日 10時44分

 ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態 」1)のことを表し、2007年に日本整形外科学会によって新しく提唱された概念です。略称は「ロコモ」、和名は「運動器症候群」と言われます。運動器とは、身体を動かすために関わる組織や器管のことで、骨・筋肉・関節・靭帯・腱・神経などから構成されています。

要介護の原因となるロコモティブシンドローム

 高齢化社会を迎えている日本では、平均寿命は約80歳に達し、運動器の障害によって、日常生活に支援や介護が必要となる方が増加しています。平成25年の介護が必要となった主な原因の「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「関節疾患」を運動器の障害としてまとめると全体の36.1%で、とても多い原因となっています。また、要支援1では52.1%、要支援2では49.6%と約半分を占めており、運動器の障害をきっかけに日常生活の自立度が下がりやすいことがわかります。脳血管障害で身体に麻痺などの運動器の障害が生じることも多く、介護の原因に運動器の障害が大きく関与していることが伺えます(グラフ1参照)。

 平均寿命が延びている分だけ、運動器の健康を長く保ち続ける必要があり、国民一人一人が運動器の健康維持に対して関心を向け、ロコモティブシンドロームを予防するための運動習慣が推奨されています。

グラフ:要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合を示すグラフ。運動器の障害により介護に至る方が多いことを表している。詳細は表の通り。

グラフ1:厚生労働省 国民生活基礎調査 平成25年度 要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合
表: 厚生労働省 国民生活基礎調査 平成25年度
要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合
  脳血管疾患(脳卒中)
Cerebrovascular diseases
認知症
Dementia
高齢による衰弱
Asthenia due to a ripe age
骨折転倒
Fracture
関節疾患
Articular
diseases
心疾患(心臓病)
Heart disease
その他の原因
Other causes
不詳
Unknown
総数
Total
18.5 15.8 13.4 11.8 10.9 4.5 23.6 1.6
要支援1
Requiring help1
8.5 3.9 17.3 11.3 23.5 9.1 23.8 2.7
要支援2
Requiring help2
14.1 3.3 13.8 17.6 18.2 5.2 26.5 1.3
要介護1
Long-term care level 1
13.9 22.6 16.1 12.6 9.7 3.7 21.0 0.4
要介護2
Long-term care level 2
18.9 19.2 13.8 10.3 8.6 3.9 24.9 0.5
要介護3
Long-term care level 3
23.5 24.8 10.2 8.8 5.1 4.6 22.8 0.3
要介護4
Long-term care level 4
30.9 17.3 9.4 14.0 3.4 1.7 22.8 0.5
要介護5
Long-term care level 5
34.5 23.7 8.7 7.6 1.9 1.4 21.6 0.6
注:
  1. 「総数」には要介護度不詳含む。
  2. 「その他の原因」には、「不明」を含む。
Note:
  1. "Total" includes persons whose level of long-term care is unknown.
  2. "other causes" includes "Unspecified".

ロコモティブシンドロームの原因

 運動器の障害は、運動器自体の疾患によるものと、加齢に伴って起こる運動器の機能低下によるものとがあります。

運動器の疾患

 変形性膝関節症、骨粗鬆症、関節リウマチ、変形性脊髄症、背柱管狭窄症、骨折、四肢・体幹の麻痺、腰痛、肩こりなど

加齢に伴う運動器の機能低下

 四肢・体幹の筋力低下、体力・全身耐久性の低下、筋短縮や筋萎縮による関節可動式制限、関節や筋の痛みなど

 運動器の疾患や、加齢に伴う運動器の機能低下によって、立位・歩行機能やバランス機能、巧緻性、運動速度、反応時間、深部感覚などが低下し、屋内外の移動やトイレ・更衣・入浴・洗面などの日常生活活動に介助が必要な状態となっていきます。身体が思うように動かないことで外出するのが億劫となり、家に閉じこもりがちとなると運動の機会が減り、さらに運動器の機能低下が進みます。容易に転倒しやすくもなり、怪我や骨折のリスクも高くなります。

ロコモティブシンドロームのチェック

 ロコモティブシンドロームは、自らの運動器の機能低下に気づき、進行を予防するための運動習慣をできるだけ早い時期からスタートさせることが大切です。ロコモ チャレンジ!推進協議会のホームページでは、運動器の衰えを7つの項目でチェックできる「ロコチェック」が紹介されています(図1)。

図1:自分のロコモ度を測る7項目のロコチェック。片足立ちで靴下がはけない、家の中で躓いたり滑ったりする、階段を上るのに手すりが必要、やや重い家事が困難、2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難、15分くらい続けて歩けない、横断歩道を青信号で渡りきれない。
図1:ロコチェック 2)

ロコモティブシンドロームを予防するには

 ロコモティブシンドロームの予防には、毎日の運動習慣とバランスの良い食生活が要です。「片脚立ち」(図2)と「スクワット」(図3)が自宅で簡単に行うことができ、おすすめです。毎日の生活の中で、階段を使う、一駅分歩いて通勤・買い物に行くなど、運動の要素をプラスすることもロコモ予防となります。

図:ロコトレ「片脚立ち」のやり方を示す図。{C}{C}{C}{C}<!--転倒しないように必ずつかまる物がある場所で、-->転倒しないようにつかまる物がある場所で、床につかない程度に片足を上げます。左右一分間ずつ、1日3回行いましょう。
図2:バランス能力をつけるロコトレ1「片脚立ち」 3)
図3:ロコトレ「スクワット」の手順を示す図。肩幅より少し広めに足を広げて立ちつま先を30度くらいずつ開きます。膝を足の人差し指の方向に向け、つま先より前に出ないようお尻を後ろに引くように身体を沈めます。スクワットができない時は椅子に腰かけ机に手をついて立ち座りの動作を繰り返します。
図3:下肢筋力をつけるロコトレ2「スクワット」4)

 

2019-09-07 14:39:20

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子どもの歯磨き中の事故、その実態と予防策とは?

 

子どもの歯磨き習慣がついてくると心配なのが歯磨き中の転倒などの事故。

小さい子どもがいると、一度はヒヤッとした経験のある保護者の方は多いのではないでしょうか。実際、消費者庁からも子どもの歯ブラシによる事故の注意喚起がなされています。

今回は『子どもの歯磨き中の事故の実態と予防策』についてご紹介します。

 

1歳児にとても多い、歯磨き時の事故

子どもにとって歯磨きは毎日の大切な習慣である一方、事故につながりかねない危険性を持ち合わせています。

実際に、子どもが歯磨き中に誤って転倒するなどして、喉を突く事故が後を絶たず、2017年に消費者庁が注意喚起を行いました。

東京都の調査によると、歯磨き中の事故により、2014年〜2018年の間に救急搬送された5歳以下の乳幼児は、合計200人。年齢別で見ると、1歳児が最も多く、次に2歳児、3歳児と続きます。

このことから、歯磨きの習慣がつき始めた時期に、事故が多発していることがわかります。そして、残念なことに、事故件数はそれほど毎年変わっていないという現状があるのです。

出典:乳幼児の歯みがき中の事故に注意!(東京消防庁)

 

事故が起こりやすい子どもの行動とは?

事故が起きるのは、保護者の方が目を離したほんの一瞬です。

特に、子どもの転倒事故が起こりやすい行動は、
 

・歯ブラシをくわえたまま歩き回ったり、走ったりする
・歯磨き中に兄弟姉妹とじゃれあったり、ケンカしたりしている
・椅子やのぼり台の上など、不安定な場所で歯磨きをする

などです。

歯磨き習慣を始める前に、歯ブラシを持たせたままにしておく危険性をしっかりと理解していただくことが大切です。

 

歯磨き中の事故を予防するためには?

歯磨き中の事故を予防するために、座って歯磨きをする習慣をつけることや、子どもから目を離さないようにしっかり見守ることが大切です。

しかし、見守っているだけでは、防げない事故もあります。歯ブラシ事故は3歳までが大半ですが、その時期は歯磨きの習慣づけとしても大切な時期です。

だからこそ万が一のことを考えて、転倒時の衝撃を低減できるネックが曲がる子ども用歯ブラシを選ぶというのもリスクを減らすための1つの選択肢です。見守ることは大前提ですが、その上でリスクの少ないものを使っていただくことが大切です。

 

まとめ

子どもの時期に歯磨きの習慣をしっかりつけることはう蝕・歯周病予防の観点からとても大切です。

しかし、目を離した一瞬の隙に転倒事故が起こっているという現実があります。親御様が見守った上で、子どもの歯磨き習慣をつけていきましょう。

2019-08-23 16:35:55

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ゴムタイプの歯間ブラシの特徴とは?

平成28年の厚生労働省による歯科疾患実態調査によると、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具を用いている人は全体の約30%でした。歯間清掃用具の使用率を上げていくことは今後の口腔衛生環境の向上に欠かすことができません。

現在では金属ワイヤータイプの歯間ブラシが主流ですが、最近ではゴムタイプの歯間ブラシも登場しています。

今回は『ゴムタイプの歯間ブラシ』についてご紹介します。

 

ゴムタイプの歯間ブラシの特徴とは?

ゴムタイプの歯間ブラシの特徴は、なんといっても素材がゴムであることです。「金属ワイヤーだと歯肉を傷つけそうで心配…」という患者さんにも使っていただくことができます。

素材がゴムなので、補綴物や矯正器具・インプラントを入れている患者さんにもおすすめです。

 

初心者にもゴムタイプの歯間ブラシはおすすめ

ゴムタイプの歯間ブラシは、初めて歯間ブラシを使う患者さんに、慣れるまでの導入用としても使えます。

歯間ブラシ使用により歯肉が痛む・血が出るという場合は、サイズの選び方を変えると改善する可能性があります。

 

歯間ブラシに関する3つの指導ポイント

歯間ブラシの使い方に関する指導ポイントは以下の3つです。

(1)適したサイズは歯と歯の隙間より一回り小さいサイズであることを説明する
(2)歯と歯の隙間にブラシをゆっくりと入れる
(3)左右の歯に沿って磨く

 

まとめ

金属ワイヤーが苦手な患者さんにはゴムタイプの歯間ブラシという選択肢があります。

まずはゴムタイプの歯間ブラシでセルフケア習慣をつけてもらい、その後金属ワイヤーの歯間ブラシにステップアップしてみましょう。

歯科衛生士の指導を受けてから使用してください!

2019-08-09 09:06:03

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知っておきたい「酸蝕症」のこと

 

う蝕や歯周病の他に歯を失う要因として「酸蝕症」があります。以前は大人が罹患するものだと思われていましたが、食生活の変化により子どもでも酸蝕歯を有するケースが起きてきています。

症状が進行すると知覚過敏やう蝕のような痛みを引き起こすこともあるため、早めの対処が望まれます。

今回は、「酸蝕症」の原因や対処法についてお伝えします。

 

そもそも酸蝕症とは?

酸蝕症は歯の化学的な損傷の一つです。酸蝕症に罹患した歯は「酸蝕歯」と呼ばれます。

酸性の強い飲食物を摂取することなどで、口腔内のpHがエナメル質の脱灰する5.5~5.7以下になることで脱灰が起きます。この症状が酸蝕症ですが、症状の進行が非常にゆっくりなため、ある程度症状が進行してから気づくという患者さんも多くいます。

 

酸蝕症とう蝕の違いは「細菌」の関与があるかどうか

酸蝕症とう蝕はエナメル質の脱灰が起こるという点では似ていますが、その違いは細菌の関与があるかどうかです。

ご存じのように、う蝕はプラーク中の細菌が酸を作り、その酸によって脱灰が起こる疾患です。一方、酸蝕症は口の内外から口腔内に入ってきた酸が直接的な原因で脱灰が起こります。

酸蝕症の症状に気づきにくいというのは、酸が口腔内全体に広がるためにその範囲が広くて浅いことに起因しています。

 

酸蝕症の原因とは?

酸蝕症の原因としては、(1)職業性の要因、(2)薬剤や病気、(3)酸性飲食物の過剰摂取が主なものです。

(1)職業性の要因

職業性の要因としては、メッキ工場やガラス細工工場などの職場において、酸性ガスの曝露・吸引をすることで発症するケースがあります。

(2)薬剤や病気

頭痛薬に使われるアセチルサリチル酸やビタミンC・鉄分サプリメントなどの酸性の薬剤も酸蝕症の原因となります。薬剤と歯が接触する時間・頻度がリスクに影響することから、常用していることで酸蝕のリスクは高くなります。

また、嘔吐や逆流性食道炎、摂食障害(過食症・拒食症)などの病気によって胃酸が逆流することも酸蝕症の要因となります。胃酸のpH は1.0~2.0と非常に強い酸のため、酸蝕症のリスクも比例して高くなります。

(3)酸性飲食物の過剰摂取

酸蝕症を起こす可能性のある飲食物は現在ではたくさんあります。代表的な例が、炭酸飲料や果汁飲料・スポーツドリンクなどの酸性飲料や柑橘系果物です。

こちらはさまざまな市販飲食物のpHの測定データです。炭酸飲料はわかりやすいのですが、乳幼児用イオン飲料などのあまり酸味を感じない飲料でも酸性度が高いものもあり、大人だけではなく子どもも注意が必要です。

出典:ライオン歯科衛生研究所

 

 

酸蝕症の予防方法

酸蝕症を予防する方法は、シンプルに口腔内のpHが5.5~5.7以下になる時間をできる限り短くすることです。

1.だらだらと食べたり飲んだりしない

デスクワーク時・スポーツ時など、だらだらと酸性飲料を飲み続けることで酸蝕症のリスクは高まります。理由の一つとして、だらだら食べたり飲んだりすることでだ液の緩衝機能が働きにくくなり、酸を中和する作用が薄れてしまうことが挙げられます。飲料であれば直接容器から飲まずにストローを活用することも一つの方法です。

2.歯磨き・うがいをする

食事をしたら歯を磨く、これが基本の予防法です。しかし、外出先などで歯を磨くのが難しい場合や仕事中の場合はすぐにサッと水うがいをすることもおすすめです。デンタルリンスがあれば、さらに効果的です。

 

治療・予防には食生活習慣の改善が必要だが、まずは否定しないことが大切

食生活習慣は個々のライフスタイルの違いによって千差万別なうえ、夏場は水分摂取量が増えたりするなど季節によっても変化します。

酸蝕症のリスクを下げるには前述のように食生活習慣の改善が必要になります。

 

まとめ

酸蝕症は現代の食生活の変化により子どもでも起こり得る疾患です。予防法としては、シンプルに「酸と歯の接触時間を減らす」ことです。

食後に歯を磨くことはもちろん、歯を磨くことが難しければデンタルリンスや水でうがいをするだけでも違いが出ます。

ぜひ試してみましょう。

2019-08-02 17:12:56

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口腔機能低下症

口腔機能低下症とはなに、その原因は?

人は物を食べる時に、
唇を閉じて下を動かし、

食べ物を歯の上に置いて
かみくだくという動作を繰り返します。

噛み砕かれた食べ物は
唾液によってまとめられ、

舌の動きにより喉の奥に
運ばれて飲み込まれます。

高齢になると、
口の周りの筋力が落ちて、
かむ力や舌を動かす力、
飲み込む力が落ちやすくなります。

それと同時に虫歯や歯周病で、
しっかり噛める歯が減り

筋力低下が進むこともり、
唾液の分泌量も減ります。

高齢者は家族や友人との対話が少なくなって、
人目も気にしなくなりがちです。

そうなると、歯磨きや歯科の受診も減り、
虫歯や歯周病のリスクも高まります。

口の周りの働きが落ちてくると、
硬い野菜や肉などが食べづらくなり、

厚生労働省の調査では、
70歳以上の3割強が

「噛めない食べ物がある」と回答しています。

口の衰えは栄養の偏りや
エネルギー不足を起こし、
全身の健康に悪影響を及ぼします。

東京大学で65歳以上の約2000人を対象に、
かむ力や滑舌など口の働きと、
全身の健康との関係を調査したところによると、

口の機能が低い人たちと
問題のない人たちを約4年後に比べたところ、

低い人たちは要介護認定を受けるリスクや
脂肪のリスクが問題ない人の
2倍超となることが判明しました。

●口腔機能低下の可能性を示す変化
・硬いものが食べにくい
・汁物を飲むと時々むせる 
・口の中が乾く
・薬が飲みにくい
・滑舌が悪い
・食事に時間がかかる
・食べこぼしをする

●口腔機能の低下が及ぼす悪影響
・かむのに使える歯の減少
・かむ力や唇の働きが低下
・口の中のケアがおろそかになる
・身体の衰弱、認知機能の低下
・筋力の低下や免疫力の低下
・食べられない食べ物が出てくる
・栄養の偏りやエネルギー不足

口腔機能低下症の判定や改善方法は?

日本老年歯科医学会は、
口の働きが低下した状態を

「口腔機能低下症」と名付けました。

判定の条件は、
1.口の中の汚れ具合
2.湿り具合
3.歯全体でかむ力
4.舌や唇を動かす働き
5.舌で押す力
6.かみ砕く働き
7.飲み込む働き

以上の7項目です。

例えば、舌や唇の働きは、
「パ」「タ」「カ」のいずれかを

連続して発音して1秒間に
6回以上言えるかを測ったり、

舌の力は、空気入りの球を舌で
押しつぶして計測します。

7項目中3項目以上で基準から外れると
口腔機能低下症に該当します。

改善方法としては、
唇や舌の働きを保つために、

パやタの音を繰り返し発する訓練をしたり、
唾液を出やすくするために

こめかみ周辺やえらの下を
マッサージするとよいでしょう。

また、舌で押すとへこむ器具や、
唇と歯の間に挟み外から

引っぱる器具を使うと、
舌や口の周りの筋肉が鍛えられます。

●口腔機能低下症の判定方法
7項目の検査のうち3項目が当てはまると
口腔機能低下症の疑い

1.舌の汚れを見る

2.舌の湿り具合を見る

3.歯全体のかむ力を測る 
  →特殊なシートを噛む→コンピューターでかむ力を算出

4.唇や舌の運動の機能を調べる
  →「パパパ..」と1秒間に何回言えるかを測る

5.舌の押す力を測る

6.かみ砕く能力を測る
  →グミをかむ→水を口に含み、水に溶け出す糖分の濃度を測る

7.飲み込む際の状況をチェックシートで確認する

まとめ

いかがだったでしょうか?

口の衰えは気づきにくいですが、
食べこぼしや滑舌の悪化などがあれば、

当院にご相談ください。

かみにくいものを避けず、
しっかり噛んで食べる習慣を

若い頃からつけておくことが
予防になりますよ!

 

 
 
 
 
 
 
 

2019-07-12 17:20:10

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知っておきたい酸蝕症

う蝕や歯周病の他に歯を失う要因として「酸蝕症」があります。以前は大人が罹患するものだと思われていましたが、食生活の変化により子どもでも酸蝕歯を有するケースが起きてきています。

症状が進行すると知覚過敏やう蝕のような痛みを引き起こすこともあるため、早めの対処が望まれます。

今回は、「酸蝕症」の原因や対処法についてお伝えします。

 

そもそも酸蝕症とは?

酸蝕症は歯の化学的な損傷の一つです。酸蝕症に罹患した歯は「酸蝕歯」と呼ばれます。

酸性の強い飲食物を摂取することなどで、口腔内のpHがエナメル質の脱灰する5.5~5.7以下になることで脱灰が起きます。この症状が酸蝕症ですが、症状の進行が非常にゆっくりなため、ある程度症状が進行してから気づくという患者さんも多くいます。

 

酸蝕症とう蝕の違いは「細菌」の関与があるかどうか

酸蝕症とう蝕はエナメル質の脱灰が起こるという点では似ていますが、その違いは細菌の関与があるかどうかです。

ご存じのように、う蝕はプラーク中の細菌が酸を作り、その酸によって脱灰が起こる疾患です。一方、酸蝕症は口の内外から口腔内に入ってきた酸が直接的な原因で脱灰が起こります。

酸蝕症の症状に気づきにくいというのは、酸が口腔内全体に広がるためにその範囲が広くて浅いことに起因しています。

 

酸蝕症の原因とは?

酸蝕症の原因としては、(1)職業性の要因、(2)薬剤や病気、(3)酸性飲食物の過剰摂取が主なものです。

(1)職業性の要因

職業性の要因としては、メッキ工場やガラス細工工場などの職場において、酸性ガスの曝露・吸引をすることで発症するケースがあります。

(2)薬剤や病気

頭痛薬に使われるアセチルサリチル酸やビタミンC・鉄分サプリメントなどの酸性の薬剤も酸蝕症の原因となります。薬剤と歯が接触する時間・頻度がリスクに影響することから、常用していることで酸蝕のリスクは高くなります。

また、嘔吐や逆流性食道炎、摂食障害(過食症・拒食症)などの病気によって胃酸が逆流することも酸蝕症の要因となります。胃酸のpH は1.0~2.0と非常に強い酸のため、酸蝕症のリスクも比例して高くなります。

(3)酸性飲食物の過剰摂取

酸蝕症を起こす可能性のある飲食物は現在ではたくさんあります。代表的な例が、炭酸飲料や果汁飲料・スポーツドリンクなどの酸性飲料や柑橘系果物です。

こちらはさまざまな市販飲食物のpHの測定データです。炭酸飲料はわかりやすいのですが、乳幼児用イオン飲料などのあまり酸味を感じない飲料でも酸性度が高いものもあり、大人だけではなく子どもも注意が必要です。

出典:ライオン歯科衛生研究所

 

 

酸蝕症の予防方法

酸蝕症を予防する方法は、シンプルに口腔内のpHが5.5~5.7以下になる時間をできる限り短くすることです。

1.だらだらと食べたり飲んだりしない

デスクワーク時・スポーツ時など、だらだらと酸性飲料を飲み続けることで酸蝕症のリスクは高まります。理由の一つとして、だらだら食べたり飲んだりすることでだ液の緩衝機能が働きにくくなり、酸を中和する作用が薄れてしまうことが挙げられます。飲料であれば直接容器から飲まずにストローを活用することも一つの方法です。

2.歯磨き・うがいをする

食事をしたら歯を磨く、これが基本の予防法です。しかし、外出先などで歯を磨くのが難しい場合や仕事中の場合はすぐにサッと水うがいをすることもおすすめです。デンタルリンスがあれば、さらに良いでしょう。

 

食生活習慣は個々のライフスタイルの違いによって千差万別なうえ、夏場は水分摂取量が増えたりするなど季節によっても変化します。

 

まとめ

酸蝕症は現代の食生活の変化により子どもでも起こり得る疾患です。予防法としては、シンプルに「酸と歯の接触時間を減らす」ことです。

食後に歯を磨くことはもちろん、歯を磨くことが難しければデンタルリンスや水でうがいをするだけでも違いが出ます。

ぜひ参考にしてみてください。

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2019-06-28 16:39:54

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